抗がん剤治療を始めたお客様のウィッグカット例

今回ご紹介する事例は抗がん剤治療を開始されるお客様のご来店内容です。

カウンセリングの内容

お客さまにとっては突然の出来事ですので、初回のカウンセリング時には一つ一つ説明をさせて頂きました。

実際に仕上がるウィッグの事や、他のお客様はどうされているかなどを具体的にお話しました。

また、ウィッグが仕上がる過程や必要になるタイミングなど今後の流れの確認などしました。

実際に購入を決めた時点で、採寸を致します。
ベースカットをするために前髪、サイド、襟足などの長さを測ります。

カットについて

今回のお客様は元々が肩につかないくらいのボブヘアでしたので、同じ長さくらいにカットしました。
また、毛量も多いためあまり軽い感じにはしませんでした。
また顔まわりもスッキリした感じにレイヤーをいれました。

ウィッグを取りにこられるまでに脱毛が進行しており、地毛をキープするのが難しくなってきていたのと、毛が抜ける事のストレスが強くなっていたとのこと。

そのため、今回はご自身の髪の毛をバリカンで短くしました。

いきなりバリカンで短くはせず、徐々に短くして心の準備ができた時点でスッキリとカットさせて頂きました。

バリカンで短くする事は最終手段と考える方も多いですが、実はその逆でメリットの方が多い場合もございます。

例えば
・頭皮を清潔に保てる
・ウィッグが被りやすくなる
・脱毛というストレスから解放される

3つが主なメリットで、体調が悪い中での精神的ストレスはとても辛く、これらがなくなるだけでも緩和される方が多くいます。

 

お客様の感想

最初にウィッグを見た時からとても気に入ってくださっておりました。

また、ご家族に見せても違和感が無いくらい自然に仕上げることができ喜ばれておりました。

今回のお客様は抗がん剤治療を2クール行うため、地毛が生えそろうのに時間がかかると予想されます。

そのためスペアの用意も出来たらなと話しており、その際にはまた利用して頂けるとのことです。